ハゲタカはなぜハゲているのか
大抵の鳥はフサフサの羽毛をもちますが、なぜか「ハゲタカ」は頭に毛がなくハゲています。
何故なのかハゲタカがハゲている理由を調べてみました。
鳥は羽毛に覆われている
鳥は足と目以外の全身が羽毛に覆われ、抱きしめると何ともあたたかそうに見えます。先日、娘と散歩をしていたところ、冬の寒さを凌ぐためふわっふわになっているスズメは夏に比べ、寒さを耐えるため羽を逆立てているため、フォルムがまるでテニスボールのようでかわいいです。
しかし、ハゲタカやハゲワシ、コンドルなどは、頭の毛がなくハゲています。
暖かい地域に住む鳥類だから毛がいらないのか?飛ぶのに頭に毛は必要ないから?
ハゲタカ達は、なぜ頭の毛がなくなってしまったのでしょうか。
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ハゲタカ達がハゲたのは生態が原因
ハゲタカ達の頭がハゲている理由は、ずばり「病気にならないため」です。なぜハゲタカ達がハゲているかは、生態が関係しています。
ハゲタカ達はご存じの方も多いかもしれませんが、主にライオンやチーターなどの肉食獣が獲った動物の死骸を主食としています。
そもそもハゲタカ達の主食はとっても危険
しかも、なぜかハゲタカ達は新鮮なものではなく腐食がすすんだものを主食としています。新鮮な肉と比べ腐食している肉は、病原菌や毒素のリスクが大きく、多くの動物と人も傷んだ肉を食べるとお腹を壊したり食中毒になったりします。
しかし、ハゲタカ達は消化器官が独自の進化を遂げ、飲み込んだ病原菌や毒素の大部分を殺してしまうことができるのです。
また致死性の高い細菌の一部に対しては、耐性を持っているため腐食した肉を主食にしても大丈夫だそうです。
まさに、毒のあるユーカリを食べ続け克服してしまったコアラと同じ。
食に対する執念が見えます。
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ハゲタカ達がハゲたのは食べ方が原因だった
ハゲタカ達は消化器官が独自の進化を遂げたたため、腐食したものでも問題なく消化することができるようになり、ハゲる必要がないように感じますが、「食べ方」に問題があるためハゲタカ達はハゲてしまいました。人間や他の動物の一部は、手を使って食事をすることができ、必要な分だけ口に入れることができます。
しかし、鳥類は手を使うことはできないので、顔を肉に突っ込んで食べる必要があるため、どうしても腐食した肉との接触は避けられず頭に病原菌や毒素がついてしまい、毛が生えていると、頭の羽毛の中で菌が繁殖してしまい頭の細胞を傷つけたり、病気になったりしてしまいます。
そこでハゲタカ達は独自の進化で頭の毛をなくすことで、腐食した肉が頭に付着しても菌の繁殖を防ぎ、太陽からの光と紫外線を直接浴びることで殺菌をして、病原菌と毒素に打ち勝ったのです。
まとめ
ハゲタカ達の頭がハゲているのは、独自の進化によって得られたすごいものでした。人間の髪が薄くなるのも何百年後に見ると、何か理由のある進化の過程のひとつなのかもしれないな、とブブカとチャップアップを見つめ考えるパパハゲなのでした。