平昌五輪で見た派手なヘルメット

ついに先週、平昌冬季五輪が始まりました。
選手たちが高みを目指して精一杯頑張る姿は、見ているこちらの胸を熱くしてくれますね。応援をするべくTVをみていたところ、すごいヘルメットを被る競技を見つけたのでご紹介します。


個性あふれるヘルメットを被る競技

平昌冬季五輪では、怪我からの復帰戦となる男子フィギュアスケート羽生結弦選手、昨年世界新記録を樹立したスピードスケートの小平奈緒選手など、様々な競技と選手が有名です。

たくさんある競技の中でも、私の目を一際引いたのが、すごいヘルメットを被る「スケルトン競技」です。
みなさんはご存知でしょうか?私は平昌オリンピックを見るまで知りませんでした。

ケルトン競技はソリ競技

ケルトン競技はソリ競技の内のひとつです。

ソリ競技は、鋼鉄製のソリに乗って競う「ボブスレー競技」、ソリに体ごと仰向けの姿勢で乗り足から滑る「リュージュ競技」、ソリに腹ばいの姿勢でボブスレーリュージュ競技とは違い頭から滑る「スケルトン競技」があります。

ケルトン競技は、ソリ競技の中でも、頭を先頭にして滑る競技なので、競技中の選手を映す際には、自然とアングルは頭部、ヘルメットが最初に映る映像となります。
ケルトン競技はなんと競技中に、時速125kmものスピードがでるらしく、その猛スピードでほぼ70度の角度の壁を頭から滑るなんて怖さしかありません。

中継でもあっという間に選手が滑り過ぎ去っていました…。

ケルトン競技だからこそ「ヘルメット」

時速125kmものスピードがでるスケルトン競技は、身につけるものといったらフルフェイスのヘルメットとユニフォーム、靴だけです。

ヘルメットは大事な頭部を守るためフルフェイスなので、当然、選手の顔は分かりません。
しかも何故なのか上半身のユニフォーム(ゼッケン?)は皆一様に同じもので、個々の見分けがつかず…。

見分けがつかないからなのか、それとも個々の違いを出すためなのか、平昌オリンピックで競技をする選手たちは、ヘルメットを派手にカラーリングしていました。

ヘルメットのカラーリングは多種多様

ケルトン競技の選手たちが被るヘルメットは、皆違うものを被っていて、はじめ見たときにはヘルメットの派手さにも驚きました。

選手それぞれの出身国を表す動物や、選手が好きな柄が入っているようで、カナダの選手にはグリズリー、アメリカの選手には国鳥であるハクトウワシなど。ちなみに日本は「JAPAN」の文字と少しカラフルに柄が入っているものでした。

どんどん見慣れてくると面白いもので、ヘルメットは薄毛の大敵としてよくないイメージがありましたが、カラフルなヘルメットを見ると自分も欲しくなってきますね。
育毛剤が炎症をおこす原因だという意見がありますが、育毛剤よりも不潔なヘルメットの方が問題なので清潔にしていれば大丈夫でしょう。

これからは次の選手のヘルメットには何の柄が入っているのだろうと、ワクワクしてスケルトン競技を観戦しようと思います。