インド人のターバンの秘密
こんにちは!
インドの方が被っているイメージのつよい「ターバン」についてまとめてみました。
インドとターバン
インドといえば、「カレー」と「ゾウ」と「ターバン」を被っている方が強いイメージがあります。色鮮やかなターバンをまとう人達をおしゃれだな〜、と旅番組などで見ていたのですが、インド人の中にもよくよく見るとターバンを被っている人と被っていない人がいるのに気づきました。
ターバンを被る人と被らない人は何が違うのでしょうか?
ターバンを巻くのはシク教徒だけ
インドの中でもシク教の人達だけ、ターバンを被る習慣があります。インドの人口が11億人に対し、シク教は1600万人なので、インド人のおよそ1%がターバンを被っている計算になります。
思っていたより少数派ですが、なぜ「インド人=ターバン」のイメージが強いかというと、シク教の人達は、海外に進出する意志が強い人が多いため、よく目にする機会が多いからという要因もあるそうです。
シク教の教え
シク教の教えで「髪や髭は神様から与えられたもの」として扱われているため、生涯、髭と髪を切らずに伸ばし続け、ターバンで覆います。女性も、髪の毛を切らずにロングヘアーにしています。
また宗派によっても少し違い、シク教のカールサー派は髭を生やしターバンを巻いていますが、アカーリー派は、髭は伸ばしません。
ターバンをマイていると免除も
インドでは、ターバン着用者は二輪車を運転する時に必要なヘルメットの着用が免除され、運体にも制定品が準備されています。日本ではなかなか見ることがありませんが、宗教に基づいた対応をしてくれるのはありがたいことですね。ターバンを巻く
現在のターバンを巻くには、まず扁平な頭の形にあわせた丸い帽子を被り、そこから布を巻き込んでいきます。帽子の上に布を巻き込むのも、発汗を抑制したり空気を含ませることで頭部の暑さや寒さを抑え、砂漠では砂よけとしての意味合いもあります。頭が蒸れると薄毛が心配ですが頭を隠せるメリットも有るので、一番効く育毛剤はどれだ…?と考えなくてはよくなりそうですね。
またインドの人の中には、シク教徒は昔、戦闘民族であったため、戦闘時に頭を守るためにターバンを巻いていると言う人もいるそうです。
見た目に華やかなターバン
装身具として視覚的に装う意味合いも強く、ターバンを巻く人の中には、色とりどりの布を使ったり、装身具を使ったりなかなかオシャレ。ついつい見惚れちゃいます。中には、これでもかっ!と布だけでなく装身具を巻き込み、布の長さは645メートル、重さは45キロの体の3分の1ほどの大きさまでターバンを巻くおじいさんがいます。
首を傷めてしまい大変そうですが、彼は若者のターバン離れを憂いて世間に訴える信念のために、毎日6時間かけターバンを巻いているそうです。
伝統を守るためにすごいおじさんです。