帽子の歴史

「帽子」というものは、暑さや寒さを防いだりおしゃれのために頭に被るアイテムのひとつです。誰しも、今までの人生で一度は被ったことがあるでしょう。
今日は帽子についてまとめてみました。

日常にある帽子

一口に帽子といっても、農作業や夏の海辺でよく見かける麦わら帽子や、冬のスキー場や街中で見かける毛糸製の帽子、はたまたシェフやパティシエが被るコック帽、小学生や幼稚園の登下校時に被った通学帽まで種類は様々です。
[rakuten:mobacaba:10026514:detail]

帽子の用途にあわせて、形や素材などがそれぞれの目的にあわせて作られています。

帽子の歴史

帽子が歴史に登場するのは、世界的にみても古い時代から帽子や類似品が存在することが資料から読み取れます。
日本の古い歴史の資料からは、はにわが帽子のようなものを被っているのが発見されており、人間の生活とともに帽子があったことがわかります。
育毛剤で生え際の太い髪の毛を取り戻す前に、帽子で隠したいという気持ちが古代にもあったのでしょうか?

帽子のエチケット

帽子を被るには、知っておきたいエチケットがあります。
一般的には、帽子は屋外や通りを歩いている時に被るものであり、屋内になると帽子を外套と共に脱ぎ、再び外に出る時に身につけるようにするものです。
逆に、家や学校、協会、会社、レストランやカフェなどの場所では帽子を脱ぐべき場所なので注意が必要です。
あと男性は、帽子を被ってよい場所にいたとしても、女性の前では帽子を脱がなくてはいけません。女性は、誰かに不便を感じさせている時以外には、脱がなくてもよい、と男女でもエチケットは少し違います。

帽子の挨拶

帽子を被る男性の挨拶として、帽子に手を当て一瞬だけ軽く前に傾けながら持ちあげ、笑顔でうなずくというジェスチャーがあります。映画やドラマでシルクハットの紳士やハンチング帽の村人などが行っているのを思い出します。
帽子を動かす仕草は帽子を被っている人の挨拶だったんですね。恥ずかしながら、かっこつけてやっているだけかと思っていました…。
女性の場合、帽子は正装の一部とみなされているため、男性の様な挨拶をする必要はありません。

宗教と帽子

カトリック教会の、高位の聖職者が被っている半球形の帽子ですが、実は階級によって色が違ってきます。
現在、教皇は白色、枢機卿は赤、司教は赤紫、大修道院長は黒色の帽子を被り、色ごとで身分がわかるようになっています。日本の冠位十二階のようですね。
ユダヤ教嘆きの壁の前でお祈りするには、キッパという小さなお皿のような帽子を身につける必要があります。観光客がお祈りするにも、キッパという帽子が必要になります。

ヘルメットは薄毛の原因になる?

ヘルメットは、被ると蒸れるためハゲの原因となる、と天敵のようなイメージがあるアイテムです。しかし、本当にヘルメットは薄毛や原因になるのか、ということを調べてみました。

ヘルメットは薄毛の原因になりえるのか

ヘルメットは、髪の毛に悪そうなイメージがありますが、実際は薄毛や抜け毛の原因となるのでしょうか。

ヘルメットは薄毛や抜け毛の原因になる

答えから言うと、ヘルメットは薄毛や抜け毛の原因になりえます。
なぜなら、ヘルメットは頭部の保護するため、基本的に使う人それぞれの頭部のサイズにあうものを使っています。ヘルメットと頭部の隙間がありすぎると、きちんと機能を果たさない可能性もあるからです。

しかし、ヘルメットのピッタリ製法は頭皮環境にとってはよくない状況を生み出します。
頭皮が汗をかくとスキマが少ないヘルメット内部は高温多湿になり、ヘルメットの内部は頭皮に存在する細菌の繁殖に適している環境になります。

細菌が発生することで頭皮がかゆくなり、赤みやかゆみの原因となり頭皮環境の悪化に繋がります。頭皮環境が悪くなると髪の毛が育ちにくくなります。

ヘルメットを使う人の薄毛・抜け毛対策

ヘルメットが薄毛や抜け毛の原因になりますが、対策をきちんと行うことで薄毛のリスクを減らすことができます。

ヘルメットを清潔に保つ

一番は、ヘルメットを清潔に保つことです。
せっかく頭皮の状態を万全にしたとしても、清潔でないヘルメットを装着し続けることは、頭皮を汚すだけでなく、細菌の温床を増やすことにもつながります。
頭皮環境悪化の原因を絶たなければ、堂々めぐりになってしまいます。

予防としては、ヘルメットを定期的に洗ったり、新しいものに取り替えることが一番です。しかし、頭皮を守るための技術がつまったヘルメットを不用意に洗い、肝心の頭部保護の機能を果たさなくなる可能性もあるため、商品表示をよくよく確認してから清掃をするようにしましょう。

シャンプーを低刺激のものに変更する

シャンプーを頭皮に優しい低刺激のものに変更することをおすすめします。
テレビで宣伝されている爽快感を感じるシャンプーの多くはアルコールが配合されています。アルコールは爽快感を感じ、頭皮の毛穴に詰まった皮脂を溶かす役割ももっていますが、頭皮環境の悪い状態では逆に頭皮を荒れさせてしまう原因になってしまいます。

頭皮環境を考えて作られたシャンプーを使うことを検討してみてはいかがでしょうか。

シャンプーはやさしく頭皮を洗い寝る前に行う

頭皮環境が悪く感じていても、爪をたててガシガシ頭皮を洗うとキレイに洗うどころか逆に傷つけてしまうため、指の腹で洗うように心がけましょう。

また寝る前にシャンプーせずに、朝シャン派だという方もいるかと思います。
できるだけ寝る前のシャンプーをおすすめします。一日汗や皮脂をかきホコリもついた頭皮をそのままに寝てしまうことは、頭皮にいる細菌に栄養を与えるということなので、更なる頭皮環境の悪化につながってしまいます。

育毛剤をつかう

育毛剤を薄毛抜け毛予防・回復させるため使うことをおすすめします。
頭皮環境が悪化し、弱っている髪の毛や頭皮の状況を良くするには時間がかかります。
シャンプーやヘルメットを清潔にするだけでなく、更に育毛剤を併用して使うことで頭皮環境を改善し髪の毛の成長を促し薄毛や抜け毛の予防につながります。

日本の伝統芸能とカツラ

日本の伝統芸能、能や歌舞伎はカツラを被って演目を演じています。
どのような経緯でカツラを被るようになったのでしょうか。

奈良時代に登場するカツラ

もともと日本では、奈良時代にカツラを被っていたという記録が残っています。
奈良時代の法律「大宝律令」では、女子は朝廷に出仕するときには(今で言う出勤ですね)、朝服と義髻(つけ髪)を使うように定められていました。
皆同じ格好というのは、現代の学校の校則みたいな印象をうけますね。

また、枕草子源氏物語でも、カツラ(鬘・かづら・加美乃須恵などと表記)が登場します。日本でも古来より見栄えを良くするという目的でカツラが使われていたようですね。

江戸時代にカツラは日常的に使われた

江戸時代にはいると、髪の毛を結んだ各部分には、「かもじ」というつけ毛が多く使われるようになりました。

つけ毛が多く使われるようになった背景には、女性の髪型が多種多様となってくるのに伴い、つけ毛の種類が豊富になってきたようです。

江戸かつら 町娘

江戸かつら 町娘

確かに、時代劇を思い出すと、お武家の奥様や町民の女性の髪型、遊郭の女性がするかんざしがたくさん刺さったとてもボリュームのある髪型まで。これらの髪型を地毛で補おうというのはなかなか難しいものがありますね。

能のカツラ

日本の伝統芸能の能のカツラは、鎌倉時代の中期に完成されたと言われていますが詳しいことは分かっていません。つるくさのかつらの伝統をハチマキとして残し、そこから発展したのでは?と考えられています。

能では、かつらを付けてから鬘帯で締め面をつけます。昔はカツラを衣装の外に出していたので確認出来ましたが、現在の能では、かつらを衣装の中にしまうためカツラを見ることができません。
けれど、山形県黒川能では、今でも昔の伝統を引き継いでいる姿をみることができるため、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?


歌舞伎のカツラ

歌舞伎は、出雲阿国が始めた女歌舞伎から幼年が演じる若衆歌舞伎を経て、現代の歌舞伎に通じる野郎歌舞伎が登場したことからカツラが発展したようです。

女形を演じるためのカツラ

歌舞伎のカツラが野郎歌舞伎から発展したのは、髪型が原因にあると考えられています。
野郎歌舞伎のはじまりは、江戸時代で、この頃の日本人の男性の髪型は、月代が入った髪型で頭頂部がツルツルです。美女が誘惑するような色っぽい演目を演じるにも、役者の頭がツルツルでは雰囲気出ませんものね…。

歌舞伎のカツラは女形を演じるために発展していきました。

皆が頭頂部ツルツルなので、現代のように育毛剤で頭頂部に効果がでるか四苦八苦することはなかったのでしょう…。羨ましい限りです。


能のカツラを参考に部分的なカツラだった歌舞伎のカツラは進化していき、18世紀の後半には全頭型のカツラになるまで進化し、明治初期には現在の歌舞伎カツラになったと言われています。

現在の歌舞伎のかつらは、かつら専門のかつら師が俳優の頭に合わせたものを一から作り完成させるものです。今度、歌舞伎を見るときにはカツラにも注意して見てみようと思いました。

クレオパトラもカツラだった 古代エジプトのカツラ事情

以前もご紹介しましたが、カツラの歴史は古く紀元前の古代エジプトまで遡るとされています。
古代エジプトの人たちはなぜカツラを使うようになったのでしょうか。

古代エジプトでのカツラの始まり

古代エジプトの祭司たちは、宗教上の理由があり髪の毛を切り、坊主頭にしていました。
エジプトはしかし、エジプトは年中強い日差しが照りつけるため、髪がないと直射日光を直に浴びることになります。
現在と気候が多少は違っていたでしょうが、残っている記録で最高気温が51度を記録したことのあるエジプトで髪の毛なしの状態は熱中症コースまっしぐらですね。

また、直射日光だけでなくハエなどの害虫からも頭を守らなければいけないため、頭を守るためにかつらを被るようになってきました。

カツラの目的が防護からおしゃれに

当初は健康や衛生面からカツラの着用がすすめられてきましたが、だんだん権力の象徴や装飾品としての側面が強くなってきました。
ファラオ(王)や権力のあった人の墓から、カツラが見つかるようになったのです。

貴族や大金持ちは人毛をふんだんに使った長いカツラを被り、中流階級の人々はそれを動物の毛や植物で代用しました。やがて色を付けたり形を変えたりと、様々な工夫が行われるようになり、かつらは防護といよりファッションへと発展していきました。
胸まであみあみ込んだお下げにリボンを結びつけたものや、花飾りや巻毛などをつけたウィッグなどが使われたようです。

古代エジプトでは良い家柄のものは、男女に関係なくカツラを被るために丸坊主(実際はベリーショートくらい)だったそうです。

カツラとともに育毛剤も発明

古代エジプトでもカツラをかぶると言ってもハゲに悩む人はいたらしく、今のところ最古の育毛剤が作られたのはエジプトなのです。
紀元前から育毛剤が作られていたとは奥が深い…。

当時の医学書に書かれた発毛治療としては、カバやワニ、オスの猫、ヘビ、アイベックスというヤギの糞や脂肪を混ぜ合わせた薬を使うと効果があるとされていました。
保湿という面では効果があったかもしれませんが、髪の毛がこの育毛剤では変化することは期待出来なさそうです。
材料に指定された動物は迷惑な話ですね…。

クレオパトラもカツラを被っていた

あの有名なクレオパトラもカツラを被っていたと言われています。
クレオパトラといって頭に思い浮かべるあの黒髪のおかっぱな髪型はカツラだったのです。
何だか衝撃ですね。

では、クレオパトラもカツラだということは、クレオパトラ丸坊主にしていたのか、というと丸坊主にはしていなさそうです。
クレオパトラの美術館に残っている彫像や絵画などから見ると、黒髪のオカッパ姿だけでなくギリシア人の巻き髪姿のものも残っているからです。

クレオパトラは元々はエジプト人ではなくギリシア人であったため、他のエジプト人とは違いギリシア人の巻き髪である地毛を活かしつつ、エジプト風のカツラである髪型で生活していたと推測されています。

カツラの材料は◯◯から入手!

育毛剤を使い始めの時には周りの髪の毛が気になりよく見ていたのですが、カツラはカツラと分からないものから、あれはカツラだ…と一発で分かるものがありますが、見た目の違いはカツラの材料に関係しています。
できるなら、カツラとすぐにわからないものを使いたいものですね。

カツラの材料

カツラの材料は、大きく「人工毛」と「天然毛(人毛)」に分けられます。
人工毛は石油や化学繊維から、天然毛は人の髪の毛から作られます。
天然毛は人工毛と比べ、退色がおきたりお手入れが人工毛よりかかりますが、光沢や手触りが優れ、自然なつけ心地を得ることができるようです。


メリット・デメリットがそれぞれありますが、やはり人気は天然毛でできたカツラです。

昔話にもでてくる髪売の話

昔から、カツラやつけ毛として髪の毛を使うため、髪の毛を売ったり買い取る商売が世界中にありました。
物語の中でも、日本では芥川龍之介で髪の毛を集める老婆の話や、外国ではクリスマスのプレゼントを買うために、妻は髪の毛を売って時計の鎖を買い、夫は時計を売り髪飾りを買う「賢者の贈り物」という童話が有名です。

髪の毛を専門業者に買い取ってもらうことは、現金を得る方法として現代でも行われている手段です。
薄毛の人にとっては羨ましい話ですが、髪の毛がフサフサな人にとっては切り取っても放っておいてもまた髪の毛が生えてくるから、お手軽に現金を手に入れる方法であるのでしょう。

一番人気は黒髪のストレート

カツラの需要が一番多くいい値がつくのは、長くストレートな髪の毛で、特に人気があるのか黒い髪の毛です。
黒い髪の毛は染めるのも加工がし易いのでしょうか。またストレートであるならば、どんな髪質や髪色にも加工しやすいというのが理由のひとつとしてあるようです。

日本にも髪の毛を売買する通販サイトがあり、およそ髪の毛100gを300円より買い取ってくれます。100gは玉子2つ分くらいの重さなので思ったより、少ない量で買い取りが行われているんですね。

人工毛の入手先は

日本では髪の毛を売る人はあまり聞いたことがないですが、中国の農村部では今でも髪の毛の売買が行われています。
日本の天然毛の原料は中国からの輸入に頼っている形になります。

確かに中国人はつやつやした黒髪の持ち主がたくさんいるイメージあります。
しかし近代化により、パーマや髪染めの習慣が増えてきたため、以前ほど質の良い髪の毛が手に入りにくくなっているようです。

ヨーロッパではインドからの髪の毛を使っているそうです。
インドは宗教上の理由で、男性が伸ばしている髪の毛をバッサリ切るという習慣があります。定期的に髪の毛を手に入れることができることと、髪の質がヨーロッパの人々と似た形だから扱いやすいそうです。

カツラひとつとっても、国の文化や背景が見え隠れしていて面白いものだなと思ったパパハゲでした。

カツラを付けていたら気をつけないといけない場所◯◯とは

カツラを付けている人にとって、海や温泉などの水場は天敵とも言ってよい場所ですが、もうひとつ、気をつけなくてはいけない場所があります。
カツラを付けているならば気をつけなくてはいけない場所とは、「病院」です。

病院のレントゲンは金属をうつす

病院で頭痛や頭を打ったなどの頭部の異常を感じたときに、レントゲン撮影することがあります。

レントゲン撮影は金属をハッキリうつすので、患部と重なって撮影された場合、正確な診断ができないため再撮影になってしまうことがあります。そして、何よりカツラを付けていることがバッチリばれてしまいます。

再撮影や誤診を防ぐため、病院ではレントゲンをする際に、髪留めや腕時計、ネックレスやピアスなどのアクセサリー類などの金属類を外すように指示しています。

レントゲン撮影ではカツラが診断の邪魔となる可能性があるため、できるだけカツラを使っていることを検査前に自己申告するとスムーズでしょう。
育毛剤で抜け毛を減らすより、お手軽に感じるカツラですが、まさかの落とし穴ですね。

しかし、カツラの装着が撮影の邪魔になるのは頭部のレントゲンに対していえることなので、足や手のケガの時には特に申告する必要はないと思います。

耳鼻科や歯科でもレントゲン撮影をする

頭部のレントゲンは、耳鼻科や歯科でも行うことがあります。

耳鼻科は蓄膿症などの鼻の診断をするため鼻腔を(おでこや鼻の横あたり)撮影、歯科では親知らずや虫歯の治療などで上歯、コメカミ部分を撮影するため、カツラの装着部分辺りを撮影することになります。

耳鼻科も歯科も必ずレントゲン撮影をするわけではありませんが、レントゲン撮影があるかも、と覚えていて損はないでしょう。
病院によっては、カツラを付けたまま撮影しても大丈夫だというところもありますが、できるだけ事前申告を行うことをおすすめします。

MRIは金属を壊す

MRIは磁気を使い体の内部を撮影し異常をみつける機械で、脳や内臓の診断に優れています。

MRIの磁気は金属に影響をあたえるため、MRIで撮影を開始すると金属部分が発熱し火傷を負う可能性があり、カツラの留め具が金属製のものを使っている方は特に要注意です。
余程の理由がない限り、カツラを外しましょう。

またMRIの磁気は、思ってもみない影響をだすこともあるため、検査技師や医師にあらかじめ相談したほうが良いかと思います。

カツラは人の目は誤魔化せても医療機器の前ではバレる

今のカツラの付け方は、ピンや両面テープが主流です。

ピンは金属製のものではなくプラスチックでできているものが多く、金属製のものではないから外さなくても大丈夫なのでは、と思いますがバレます。

ピンが金属でなく、両面テープや接着剤などを使っていたとしても、どのカツラを使ってもカツラは人工皮膚に髪の毛を植えているものを使うため、人工皮膚がレントゲン写真に映り込むためカツラがバレます。

どのみちバレることを考えると上半身や頭部のレントゲンを取るときには、カツラを取り外すことが無難に感じます。

しかし、カツラの付け外しには時間がかかるものもあるため、いちいち取り外しをすることは面倒です。

レントゲン撮影することが予め分かっている場合には、ニット帽などをかぶりハゲを隠すことができないか病院に聞いてみるのもひとつの手段だと思います。

風にカツラを飛ばされないために自分にあった付け方を

育毛剤って効果出るまでどれくらいかかるのか分からずどうしても待てなくて、カツラを被ることを想像したとき、脳裏をよぎったのが昔のマンガやアニメなどで、風にカツラを飛ばされるシーンです。
突風が吹いて目の前の人の髪型が変わっていたなんて笑えません。凍りつくだけです。

ということで、風に飛ばされないカツラの付け方を調べてみました。

カツラの付け方

カツラを付ける方法として、大きく5つの方法があります。
カツラの付け方といっても帽子のように被るだけなのかと思っていましたが、違うようです。
それぞれのカツラの付け方のメリットとデメリットを書き出してみました。

強度は劣るが肌に優しいカツラの付け方

衝撃などを与えた時に、カツラにズレが生じたり飛んでいったりしないか、などの強度に心配が残りますが頭皮にはやさしいカツラの付け方をご紹介いたします。

  • 頭全体に被るタイプの「ウィッグ」
  • ウィッグタイプは、ウィッグネットを被ってからカツラを被るため、とても簡単に思いのままの髪型を実現することができます。 色とりどりの髪色のカツラは、人毛でなければとても安価に手に入れることができます。 デメリットとして、被る位置がズレると違和感を感じ、ちょっとした衝撃でズレてしまうことです。また、頭全体を覆うウィッグは、値段が安いものだと「髪の毛」としての違和感があり、カツラとバレやすいです。
  • カツラと自分の髪を固定する「ピン」
  • カツラの固定方法として一般的に一番多いのが、自分の髪の毛とカツラの裏側についているピンで固定する方法です。 ピンはクリップのようになっており、開いた状態で自分の髪の毛を挟み込み固定するため、小さい衝撃や風などでズレる心配はありません。 デメリットとして、自分の髪の毛を挟み込んで使うため、挟む部分の髪の毛が傷むことです。薄毛を治そうと、一時的にカツラを被ろうとしている人ならば、せっかく一生懸命生えてきた・生えている髪の毛が抜ける原因ともなるため、ピン留めのカツラ着用法は避けたほうがいいですね。
  • カツラと頭を固定する「両面テープ」
  • カツラの内側に両面テープを貼り付けて、カツラを付けたいところにセットする方法です。 長時間連続で使用することができ、シャンプーやサウナでも使えて水に強い両面テープもあります。 両面テープは旅行先での持ち運びも便利ですし、数日から2週間近く付けたままでも大丈夫な両面テープもあるそうです。 デメリットとしては、自分の髪の毛に両面テープのネバネバがつく恐れがあることです。自分の髪の毛からネバネバをキレイに取ることは難しく、自分の髪の毛が抜けてしまう原因にもなってしまいます。

風が吹いても安心だが頭皮にダメージ

自分の髪の毛とカツラを編み込む「編み込み法」と専用の接着剤でくっつける「接着剤法」は、どんな突風がきても、海で泳いでもカツラをなくす心配はありません。

しかし、デメリットとして編み込みの方法はある程度、髪の毛の量がないと行うことはできず、接着剤では専用のリムーバーでないとカツラを外すことができないためコストがかかります。
そして頭皮にダメージを与えるのであまりおすすめできる方法ではありませんね。

自分にあったカツラの付け方を

せっかく高いカツラを買っても、周りにバレてしまったり、装着に手間がかかるばかりでは疲れてしまいます。カツラを付けるときには、自分の髪の毛の状態や量によって付け方を考えるべきだなと思いました。