カツラの材料は◯◯から入手!

育毛剤を使い始めの時には周りの髪の毛が気になりよく見ていたのですが、カツラはカツラと分からないものから、あれはカツラだ…と一発で分かるものがありますが、見た目の違いはカツラの材料に関係しています。
できるなら、カツラとすぐにわからないものを使いたいものですね。

カツラの材料

カツラの材料は、大きく「人工毛」と「天然毛(人毛)」に分けられます。
人工毛は石油や化学繊維から、天然毛は人の髪の毛から作られます。
天然毛は人工毛と比べ、退色がおきたりお手入れが人工毛よりかかりますが、光沢や手触りが優れ、自然なつけ心地を得ることができるようです。


メリット・デメリットがそれぞれありますが、やはり人気は天然毛でできたカツラです。

昔話にもでてくる髪売の話

昔から、カツラやつけ毛として髪の毛を使うため、髪の毛を売ったり買い取る商売が世界中にありました。
物語の中でも、日本では芥川龍之介で髪の毛を集める老婆の話や、外国ではクリスマスのプレゼントを買うために、妻は髪の毛を売って時計の鎖を買い、夫は時計を売り髪飾りを買う「賢者の贈り物」という童話が有名です。

髪の毛を専門業者に買い取ってもらうことは、現金を得る方法として現代でも行われている手段です。
薄毛の人にとっては羨ましい話ですが、髪の毛がフサフサな人にとっては切り取っても放っておいてもまた髪の毛が生えてくるから、お手軽に現金を手に入れる方法であるのでしょう。

一番人気は黒髪のストレート

カツラの需要が一番多くいい値がつくのは、長くストレートな髪の毛で、特に人気があるのか黒い髪の毛です。
黒い髪の毛は染めるのも加工がし易いのでしょうか。またストレートであるならば、どんな髪質や髪色にも加工しやすいというのが理由のひとつとしてあるようです。

日本にも髪の毛を売買する通販サイトがあり、およそ髪の毛100gを300円より買い取ってくれます。100gは玉子2つ分くらいの重さなので思ったより、少ない量で買い取りが行われているんですね。

人工毛の入手先は

日本では髪の毛を売る人はあまり聞いたことがないですが、中国の農村部では今でも髪の毛の売買が行われています。
日本の天然毛の原料は中国からの輸入に頼っている形になります。

確かに中国人はつやつやした黒髪の持ち主がたくさんいるイメージあります。
しかし近代化により、パーマや髪染めの習慣が増えてきたため、以前ほど質の良い髪の毛が手に入りにくくなっているようです。

ヨーロッパではインドからの髪の毛を使っているそうです。
インドは宗教上の理由で、男性が伸ばしている髪の毛をバッサリ切るという習慣があります。定期的に髪の毛を手に入れることができることと、髪の質がヨーロッパの人々と似た形だから扱いやすいそうです。

カツラひとつとっても、国の文化や背景が見え隠れしていて面白いものだなと思ったパパハゲでした。