育毛剤でハゲる?!育毛剤の効果を充分に引き出すには?

市販シャンプーの副作用
多くの市販シャンプーは界面活性剤を使用しています。
界面活性剤と一言で言ってもいろいろな種類があり、市販のシャンプーで良く使用しているのが高級アルコール系の界面活性剤です。
成分表記にラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどの記載があれば、高級アルコール系です。
高級アルコール系には泡立ちが良く、洗浄力が強いと言う特徴があります。髪や頭皮に付いた汚れや皮脂でも落としやすいです。
しかし、洗浄力が強い高級アルコール系で洗髪し過ぎると、頭皮に必要な皮脂まで落ちてしまうことがあります。
頭皮の皮脂には乾燥を防ぐと言う働きがあります。必要な皮脂が無くなると乾燥から防ごうとし、過剰な皮脂分泌が始まることがあるのです。そんな過剰な皮脂分泌が見られたときには湯シャンと言う対策があります。

湯シャンとは?

湯シャンとは文字通り、お湯だけで洗髪することを言います。
高級アルコール系以外にも石けん系界面活性剤やアミノ酸系界面活性剤などを使用するシャンプーはあります。
湯シャンでは高級アルコール系は勿論のこと、他の界面活性剤入りのシャンプーも一切使用しないと言う特徴があります。
界面活性剤入りのシャンプーを使わず、お湯だけで洗髪しても意外と汚れは落ちるものです。
頭皮の皮脂も落とし過ぎないため、頭皮の乾燥による過剰な皮脂分泌も抑えることが期待できます。
私たち人間の頭皮には皮膚常在菌が住み着いています。
菌と言うと悪いイメージが強いものの、常在菌には害は無く、身体に侵入しようとするウイルスから守る働きがあります。
界面活性剤入りのシャンプーで洗い過ぎるとこの常在菌まで落ちてしまい、ウイルス侵入の原因になる恐れがあります。
そんなときでも湯シャンなら落とし過ぎないため、頭皮トラブルの予防にも繋がると期待されています。

湯シャン後の匂い

湯シャンを続けるときに気になるのがニオイです。
界面活性剤入りのシャンプーを使用せず、お湯だけで洗髪しているのではニオイまで取れないイメージがありました。
しかし、湯シャンでも殆ど気にならないレベルのニオイまで抑えることが可能です。
湯シャンを始めたばかりの頃はニオイが気になることがありますが、丁寧にお湯で洗髪することで抑えられます。
あまり汗のかかない冬場から湯シャンを始めると良いです。
ただし、湯シャンではシャンプーのような芳香までは期待できません。
天然由来の芳香成分を配合する市販のシャンプーはありますが、化学物質の芳香成分を配合するものがあります。
化学物質に過敏な人は何らかの異常が出る恐れがありますが、湯シャンならそんな敏感肌の人でも大丈夫です。

湯シャンの注意点

お湯の温度が高いほど汚れや皮脂が落ちやすくなります。
しかし、43度を超えてくると熱すぎて頭皮に刺激を与えてしまいます。そのため、湯シャンするときは36度から38度までのぬるま湯で洗髪したほうが良いです。界面活性剤入りのシャンプーを使用しない分だけ、いつもより時間をかけて丁寧に洗髪します。
指を立てて洗髪すると爪で頭皮に傷を付けてしまう恐れがあります。指の腹を使用しマッサージするように優しく洗髪して下さい。
硬めのシャンプーブラシは頭皮の皮脂をかき出して落とすため、乾燥のリスクが高まってしまいます。
先の尖っているシャンプーブラシは頭皮に傷を付けてしまうことがあります。
剛毛で中々湯シャンでは落ちないと言う人は先が丸く柔らかめのシャンプーブラシを使用してみて下さい。