女性用育毛剤の選び方

アサイクルとは?

毛が生まれ、そして成長し、やがて寿命を全うし、抜け落ち、新しい毛が生えてくる、この繰り返しを、ヘアサイクル(毛周期)と言います。
「成長期」(毛が生まれ、日々成長している時期)
「退行期」(活発だった成長が落ち着きを見せる時期。)
「休止期」(成長が完全に止まっている時期)
そして間もなく毛が抜け落ち、毛穴が次の毛を生やす準備に入ります。
この繰り返しがヘアサイクルということです。
アサイクルは男性であれば約3〜5年、女性ならば4〜6年の周期が一般的とされています。
このサイクルが安定していれば問題ないのですが、様々な要因によって乱れ、その結果、抜け毛、薄毛へとつながるのです。

細かくお話するのならば、
個人差や季節の関係はありますが、1日50本〜100本程度ずつ毛は抜けます。
抜け毛は、「休止期」の毛であるのが通常です。
しかし、抜け毛が成長期や退行期のものであったり、毛穴が次の毛を生やす状態にならない場合があります。これがヘアサイクルの乱れ、すわなち抜け毛・薄毛へとつながるのです。
再び安定したヘアサイクルに戻すには、生活の改善、また薬品による育毛促進をしなければなりません。

女性が薄毛になる原因
女性が薄毛になる原因(ヘアサイクルが乱れる原因)は三つあります。

1.女性ホルモンのバランスの乱れ
髪に大きな関わりを持つ女性ホルモンのバランスが崩れることによって引き起こされる抜け毛・薄毛です。
産後、また高齢に抜け毛が増えるのは、女性ホルモンのバランスが崩れている状態だからです。

2.外部からのダメージ
ヘアカラーやパーマなどによる髪や頭皮へのダメージ。また紫外線などによる外からのダメージにより頭皮環境が乱れる。

3.内部からのダメージ
脂分の多いお肉などの過剰摂取、睡眠不足、ストレス、過度なダイエットによる身体の中からのダメージにより体内の血液環境が乱れる。

これらの原因により、血流が悪くなり、抜け毛が増えます。

ちなみに男性の薄毛の原因は、遺伝、頭皮の脂の分泌、男性ホルモンの増加です。
ようするに、抜け毛、あるいは毛が細くなる原因が違うので、女性用と男性用の育毛剤とでは成分が違うということになります。

女性用育毛剤とは?

女性用育毛剤と男性用育毛剤の成分の違いはあるの?と疑問に思う方は多いでしょう。
女性用と男性用の育毛剤の成分は違います。
上記でお書きした通り、薄毛・抜け毛になる原因が違うからです。

女性用育毛剤→髪への栄養を意識した成分。また、保湿効果、女性ホルモンを「増量」する成分を配合。皮膚に刺激が少ないものが多いです。
男性用育毛剤→皮脂分解、抗菌、男性ホルモンの「抑制」する成分を配合。皮膚に刺激が強いものが多いです。

また、香料にも違いがあり、無臭や柑橘系、ハーブ系などが女性用には多いです。
しかし、原因、すなわち成分は違いますが、目的は、女性・男性用育毛剤ともに同じです。
それは、頭皮の血行不良を改善し、ヘアサイクルを安定させることです。

頭皮の毛細血管が血行不良をおこせば、育毛障害(次の毛が育たない、太くならない)につながります。
すなわち育毛剤とは、簡単に言えば、頭皮の血行を促進するものということになります。
栄養を運ぶ毛細血管の流れを良くし、毛乳頭に栄養が行き渡らせることで、髪の毛の成長させるというものです。

女性用育毛剤の選び方

どのように女性用育毛剤を選べばいいか?
インターネットで検索すれば様々な商品があります。
「どれを選べばいいか分からない」
そう悩む方が多いのではないでしょうか?

評判のいい商品、あるいは売れている商品は、はっきりいってどれも素晴らしいと言えます。
そのため、たくさんある素晴らしい商品の中から、
こうすれば選びやすいのでは?選ぶ目安になるのでは?自分にとっての最良の商品を見つけられるのでは?
といったことをご紹介していきます。

1.成分表、効果・効能をみる
商品ごとに特化した部分(セールスポイント)が違うので、それをしっかりと見ていく。

2.自分の体質にあうかどうか
どんな商品でもマッチングはあるので、効果がない、と思ったら、評判が例え良くても別のものに切り替える。

3.自分の年齢層にあうかどうか
商品がターゲットにしている、年齢層があるので合わせる。

4.継続
ある程度使ってみる。(男性育毛剤でも言えることですが、短い期間で効き目が実感できるものは少ないです)

5.コスパがいいものを選ぶ
食費を削らなくては購入できないものは、その分、内部からのダメージで抜け毛が増えます。

以上のことを気にしながら、自分にとっての最良の育毛剤を見つけてください。