病院で薄毛治療が受けられる

AGA治療が受けられる病院

AGA男性型脱毛症は、20代や30代と若いうちから発症が始まります。風邪とは違い、AGAの場合はそのうち自然に治まると言う症状では無いです。何もしなければ少しずつ抜け毛が増えていき、最終的には前頭部から頭頂部にかけて薄毛が広がってしまうことがあります。そんなAGAの症状でも身近な病院で治療が受けられるようになりました。病気や怪我をしたときに治療を受けていた病院でも薄毛治療が受けられる場合があるのです。

病院での薄毛治療は基本的には外来となります。外来とは病院の外から来院して治療を受けることを言います。入院することが無いため、仕事などで忙しい方でも薄毛治療を受けやすいです。その代わりに一度の来院で完治するわけでは無いため、定期的に通って薄毛治療を受けることが必要です。そのため通いやすい場所にある病院を選ぶことが大切です。通勤に利用している駅の近くにあると自宅の近くに無くても通いやすいです。

薄毛治療の内容

病院での薄毛治療は、まずはカウンセリングから始まります。薄毛の症状や悩み、治療の内容、治療費、副作用の有無など分からないことや不安なことはカウンセリング時に相談できます。

病院での主な薄毛治療は投薬によるものです。医師から正しい服用の仕方の説明が受けられるため、それをきちんと守って下さい。もし早く薄毛を治したいからと服用しすぎると副作用のリスクが高まります。薬は1か月単位の処方となるため、1か月ごとに来院することになります。薬の効果が出始めるまで個人差があるものの3か月から6か月くらいはかかります。1日や1週間では効果が出始めないため、長く服用することが必要です。6か月以上服用しても効果が出てこない場合、いったん中止することがあります。もし重大な副作用が出たときはすぐに服用を中止し、病院に来院し医師に相談して下さい。

薄毛治療のメリットデメリット

病院での薄毛治療には医学的根拠があると言うメリットがあります。医学的根拠のない方法を続けるよりも安心感があります。

さらにAGA男性型脱毛症の診療ガイドラインにて推奨度Aと最高ランクの薬を使用した薄毛治療が受けられます。診療ガイドラインではAからDまでありAがもっとも効果がある薄毛治療です。C1やC2だと根拠がない、Dだと行うべきではないと評価されています。その代わりに必ず効果が出る保証は無いと言うデメリットがあります。多くの方に効果が出るものの100%では無いのです。
そして、薄毛が治ってきたからと言って服用を中止するとまた症状の進行が始まり出してしまいます。効果が出てきた後もその状態を維持するにはずっと服用しないといけないのです。

この他にも治療費が高額と言うデメリットもあり、経済的な負担が大きいです。ある程度まで維持できたらそれでストップすれば良いと言う考え方もあります。

薄毛治療の内服薬

病院ではプロペシアと言う内服薬の処方が受けられます。

AGAは男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼ2型と言う還元酵素により、脱毛作用のあるジヒドロテストステロンへと変化することが原因となっています。プロペシアの主成分であるフィナステリドには5αリダクターゼ2型を阻害し、脱毛を予防する効果があります。フィナステリドは米国食品医薬局FDAからAGAに有効であると認められた信頼性の高い成分です。

プロペシアは1日1回お水と一緒に錠剤を口から飲んで使用します。それを3か月から6か月続けてみて効果が出るかどうか確認します。価格は病院により異なるものの、1錠あたり250円1か月あたり7500円ほどです。

プロペシアは女性は服用ができません。妊娠中の女性はプロペシアの割れた錠剤を直接手で触ると成分が皮膚から吸収され、お腹の中の赤ちゃんに重大な副作用が出る可能性があります。