髪のべたつき原因と対策・べたつくタイプの育毛剤の特徴

髪の毛を手で触った時に、濡らしていないはずなのにしっとりしていたり、頭皮を触った時にぬるっとした感触はありませんか?それは貴方の髪の毛がべたついている「オイリーヘア」だという証拠なのです。

髪のべたつきは過剰な皮脂の分泌が原因

顔の中で特にテカテカ、べたつきやすいのは額や鼻の頭に顎の部分ですが、そうなってしまうのは、皮脂腺から皮脂が分泌されているせいなのです。顔と同じく頭皮にも実は皮脂腺があり、通常の頭皮状態の人の場合は、この皮脂がべたつかない程度に分泌され、頭皮や髪を乾燥から守っています。
しかし髪の毛がべたついてしまう人は、いくつかの原因により皮脂腺から過剰に皮脂が分泌されてしまっているのでしょう。

その原因とは例えば、「髪の毛の洗い過ぎ」や「油の多い食事ばかりしている」、「寝不足等の不摂生」そして「ストレス」、「ホルモンバランスの乱れ」です。
髪がべたつくからと言って何度も洗っていては、頭皮の必要な皮脂まで落とされてしまいます。そうすると頭皮は「皮脂が不足している」と、今までよりも十分頭皮を潤す為に、多量の皮脂を分泌します。
特に多いのが、頭皮にとって強すぎる洗浄力を持つシャンプーで髪を洗う事です。

髪のべたつき対策

髪のべたつき対策でおすすめな方法が幾つかありますので、オイリーヘアに悩んでいる人は是非お試しください。

まず1つ目の方法は「シャンプーの選び方に注意」する事です。
今使用しているシャンプーは、どのような物を使っていますか?
オイリーヘア用のシャンプーを使用するのもいいですが、それでは頭皮の皮脂を過剰に落としすぎているのかもしれません。
おすすめは「アミノ酸系シャンプー」または「糖系洗浄剤」です。
何々グルタミン酸といったようなアミノ酸系の成分が含まれるシャンプーや、ヤシの実等の自然の植物から生成される糖系洗浄剤シャンプーは低刺激です。
こういったシャンプーを使用する事で、皮脂の過剰分泌を抑えましょう。

2つ目の対策方法は「コンディショナーは毛先だけにつける」事です。
髪のケアにとコンディショナーを使用している人も多いと思いますが、頭皮にも付着してしまうと、それがべたつきの原因になります。
毛先だけケアして、頭皮にはつけないようにしましょう。

3つ目は「規則正しい生活」です。
寝不足や食事の乱れ、ストレスによって簡単にホルモンバランスが乱れます。
その乱れにより皮脂の過剰分泌が起こりますので、注意しましょう。

育毛剤の使用で髪がべたつく

育毛剤を使用している人の場合、べたつくタイプの育毛剤を使用している事があります。
オイリーヘアの人がべたつくタイプの育毛剤を使用してしまうと、育毛もなかなか成功しません。
べたつくタイプの育毛剤の特徴として、1つ目に「粘度がある」という事が挙げられます。
育毛剤を手の平に乗せた時にトロみがある場合は、べたつきやすい育毛剤でしょう。

2つ目に「乾燥肌用」の育毛剤です、乾燥している頭皮を潤す為に保湿効果を高めている育毛剤ですから、これを使うとオイリーヘアの人はべたつきます。
乾燥肌(または敏感肌)専用と書いている育毛剤には注意しましょう。

3つ目に、「髪の毛につけた時にゴワゴワしている」育毛剤です。
育毛剤自体が液体タイプでサラサラしていても、髪の毛に育毛剤をつけた時に、髪の毛が硬いと感じた事はありませんか?
そういった育毛剤は頭皮や髪の毛がべたつきやすい育毛剤なので、気を付けておきましょう。

育毛剤を使用するタイミング

1日の内で、育毛剤を使うタイミングは何度かあります。
使用する育毛剤によって細かく「1日何回まで」と決められていますから、使用の前に注意書きをよく確認しましょう。

最もベストなタイミングが、朝起きた時と夜お風呂に入った後の1日2回です。
育毛剤によっては「1日に3〜4回」という使い方がベストだとされますが、オイリーヘアですとあまり使い過ぎては逆効果になります。

朝は起きてから、まず髪の毛をくしでといで、適量の育毛剤を使用しましょう。
夜はお風呂に入り十分髪の毛を洗ってから、タオルで髪の毛の水分を優しく拭き取り、そして育毛剤を使用してからドライヤーで髪の毛を乾かします。
朝と夜の2回に分けて育毛剤を使用する事によって、十分に髪の毛や毛根、頭皮へと育毛剤の栄養素を届ける事ができるでしょう。

また、育毛剤を頭皮につけてから、頭皮を満遍なくマッサージする事をおすすめします。