女性の抜け毛予防に育毛剤ケア


現在、日本人女性の6人~10人に1人が薄毛や抜け毛に悩んでいて、予防・対策として育毛剤を使用する女性が増加しています。育毛剤の効果には、頭皮の血行を促し発毛環境を整えたり、頭皮の細胞に働き掛けて直接活性化させることや、男性ホルモンや皮脂の分泌を抑える、などがあります。

ここでは、そんな抜け毛や薄毛に悩む女性のために、女性用育毛剤の使い方や基本知識をご紹介します。

女性の薄毛と抜け毛の原因と対策

男女で薄毛の原因は異なります。
まず男性の場合、薄毛の大きい原因は男性ホルモンによる体質的なもので、頭頂部や生え際などを中心としてM字ハゲやO字ハゲとして薄毛が進行していきます。
一方、女性の場合の薄毛・抜け毛の原因の多くは、日常生活のストレスやカラーやパーマなどによる髪の毛へのダメージ、ダイエット等による髪の毛への栄養不足といった生活習慣にあります。

症状は男性とは異なり、頭髪全体が薄くなりボリュームが少なくなるパターンがほとんどです。
そのため、女性は薄毛の原因に合った育毛対策や生活習慣を見直すことで、豊かな髪の毛を取り戻すことができます。
また、女性の場合は若年より中高年の方が薄毛の改善をしやすい傾向にあります。

女性の薄毛の原因

女性の薄毛の原因は様々ですが、加齢によるホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。女性ホルモンとは女性の体内で分泌され、肌・身体・脳・心に様々な影響を与える物質の総称を言い、決まった周期で女性ホルモンが減ったり増えたりを繰り返し、バランスをとりながら身体を守ってくれています。
中でも、女性ホルモン・エストロゲンは髪が生えてから抜けるまでの周期を整える働きがあり、エストロゲンが減りバランスが崩れると、髪のパサつきやうねりが目立つことから始まり、髪の一本一本が弱々しく細くなってボリュームが少なくなり、薄毛という症状につながります。

また、 日々の悪い生活習慣や日常生活のストレスにより、頭皮血行は滞ってしまいます。頭皮への血流が不足すると毛母細胞が栄養不足で成長できなくなり、髪の毛がしっかり太く生える期間が短くなり薄毛・抜け毛が促進されてしまいます。 血液の循環が悪くなると、髪の毛の成長や発毛を司る役割の毛乳頭という部分に栄養が行かなくなり、毛乳頭が毛母細胞に栄養を送れなくなり、毛母細胞が十分な働きをできなくなります。

現代ではパソコンやスマートフォンなど長時間使用することで姿勢が悪くなり、姿勢が悪くなれば全身の血流・頭皮の血流も悪くなり薄毛・抜け毛の原因となってしまいます。

朝シャンプーをするのは逆効果

朝にシャンプーをしてしまうと頭皮を守っている皮脂が洗い流されてしまい、紫外線のダメージなどを直に受けてしまいます。
また、シャンプーは、洗うタイミングが重要で、それだけでも薄毛対策になります。基本的には寝る前にきちんとお風呂に入り、その時にシャンプーはよく洗い流しましょう。そして、一概にシャプーと言ってもその種類は多く存在し、大切なのは自分の頭皮に髪に合ったシャンプーを使うことです。
中でも、ノンシリコンシャンプーは薄毛のタイプによっては改善に効果があります。
ノンシリコンシャンプーとは、洗浄力が優しくシリコンを含まないシャンプーのことで、シリコンを含まない事で髪の毛へのダメージを抑えられ、抜け毛へとつながりにくくします。さらに、通常のシリコンシャンプーでは髪の毛だけでなく、頭皮もダメージを受けてしまいますが、ノンシリコンシャプーだと洗浄成分を抑えられているので、頭皮へのダメージも少なく、髪が育ちやすい環境が整いやすくなります。