育毛剤は実は無意味?その理由は?

薄毛が気になってきて本格的に対策を取ろうと、育毛剤の使用に踏み切ろうと考える人は多いと思います。
しかし、インターネット上の口コミなどを見ると、育毛剤は使っても無意味だと言っている人もいます。
もちろん、育毛剤を使用したと言っても100%効果があるとは実証されていませんが、本当に育毛剤は無意味なのでしょうか?

自分に合った育毛剤を探す

まず、育毛剤を使用しても効果がなかったという場合の多くは、質が低い育毛剤や自分に合っていない育毛剤を使用している場合が多いです。
現在市場にはおよそ数百種類の育毛剤が出回っていますが、中には含まれている育毛成分が極端に少なく、水に近い成分で販売されているものもあります。
このような育毛剤では効果を得にくいのも納得ですね。

また、薄毛の原因として男性のホルモンの影響や血行不良、栄養不足など様々な事が挙げられますが、自分の薄毛の原因をピンポイントで改善する成分が入った育毛剤でないと、当然及ぼす影響も低くなってしまいます。

このように、質の低い育毛剤や自分の薄毛の症状に合っていない育毛剤を避けるのが効果を得るための第一歩と言えるでしょう。

育毛剤の種類

ドラッグストアなどで手に入れることができる一般的な育毛剤の他に、AGA治療薬というものも存在します。AGAとは男性型脱毛症のことを指し、成人男性を中心に髪が薄くなる状態のことをいいます。
また一般的な育毛剤と比較して、AGA治療薬の方が良いとされています。それでは、このようなAGA治療薬と一般の育毛剤は何か違いがあるのでしょうか?

AGA治療薬は基本的にクリニックや病院で処方されますが、その主要成分は市販されている一般の育毛剤と違いがありません。
どちらも含まれている有効成分を吸収させるのが目的ですが、決定的な違いは摂取方法にあります。

一般的な育毛剤は有効成分を頭皮に吸収させるために、直接頭皮に塗布します。
一方、AGA治療薬は服用薬として処方され有効成分を体の中から吸収させることによって、摂取効率が高くなるという利点があります。

医薬品と医薬品部外品

医薬品は臨床試験を経て、病気を改善する効果が認められているものであり、基本的には医師による処方の元管理されています。
配合成分やその分量、1回分の使用料や使用方法が定められており、効果や安全性を厚生労働大臣都道府県知事が承認しているものでなければなりません。
そのため、手に入れるためには処方箋が必要であり薬局でしか購入できないといった制限が設けられています。

医薬部外品はインターネットやコンビニ、スーパーマーケットでも購入することができるため、比較的手に入れやすいといった利点があります。
しかし、有効な成分が入ってはいますが、それを使用した効果までは保障してはいません。パッケージに「厚生労働省認可」と書かれた育毛剤がありますが、あれは国が毛が生やすために絶大な効果があると認めているわけではないので注意しましょう。

大切なのは成分が自分に合ってるか

育毛剤を使用しても全く効果がなく、途中で使用するのをやめてしまう人もたくさんいらっしゃると思います。
それは、育毛剤に対して発毛効果が全くないと感じてしまい、使用しても無駄なんだと感じてしまう方が多いです。
また、使用した育毛剤が自分に合っていなかったとして、育毛剤を変えて続ける人もいらっしゃいますが、それでも効果が出ないと徐々に意欲が薄れてしまいますよね。

使用していた育毛剤が合っていないから育毛剤自体を変えるという行動は、もちろん育毛剤によって合う合わないがあるため行動としては間違っていませんが、
大切なのは「なんの成分が自分には合っていなかったか」ということをしっかり分析することです。
この分析を怠ると、例え育毛剤を変えたとしても同じ成分が入っている育毛剤を購入してしまう恐れがあり、また効果が得られないといったことも起きてしまうかもしれません。

ご自身でその分析ができない方は医師に診断して頂いた方が適格なアドバイスを頂けるのに加えて、AGAだった場合には治療薬も処方してもらえます。
育毛剤の発毛効果の有無はご自身にあった育毛剤や治療薬を使用して判断するようにしましょう。
育毛剤自体の効果はあると言って良いでしょう。